米国連邦政府のクラウド・ファースト

Twitter(X)で、米国のクラウド・ファーストも実はうまく言っていないというnoteのリンクが流れてきました(https://x.com/dnobori/status/1862695785303089526)。そこで、原典を探してみたのが下です。ざっと検索して出てきたものを並べているだけですが、10年間Cloud Firstで進めた結果、モダナイゼーションとサイバーセキュリティの課題解決が必要となり、現在この点を推進中というようにみたらいいでしょうか。最後のGAO発のWEB文書で説明している4つの挑戦は次の通り。

– Ensuring cybersecurity
– Procuring cloud services
– Maintaining a skilled workforce
– Tracking costs and savings

中を読むまでもなく、現在日本でも具体化している課題そのものとわかると思います。セキュリティの不安、クラウドサービスの調達方式や契約方式の課題、デジタル人材の不足や維持(異動が不可避)についての課題、予算管理やコスト管理の課題。当然だと思います。

米政府機関の情報

2011: Obama政権下でのホワイトハウスのクラウドストラテジー
2012: GAO(米国会計検査院)の指摘
2014: 米国のCloud適用戦略についてのNISTの “Technology Roadmap” ペーパー
2015: 米国議会調査局のCloud適用に関する概観と課題
2017: Cloud Smart Strategy
2019: Federal Cloud Computing Strategy
2019: データセンター最適化についてのGAOの指摘(上記のnote記事で引用)
2019: データセンター建設抑制についての文書(M19-19)(上記のnote記事で引用)
2020: 米国議会調査局のCloud適用に関する状況とアクション
2021: モダナイゼーションを促すGAOの指摘
2021: サイバーセキュリティ強化を指示する大統領令
2022: 米国の政府機関の4つの挑戦としてGAOが課題を指摘

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民間発の情報

2024: Federal Cloud Computing Spending Trends, FY 2021-2023 – GovWin IQ


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